外国為替証拠金取引の成行注文について

外国為替証拠金取引（ＦＸ）の注文方法で最も基本的でわかりやすいのは、成行注文（マーケットオーダー）です。

成行注文とは、今現在表示されているレートで売買するときに使う注文方法です。チャートの画面を見ていて、今すぐに注文を出したいというときには成行注文を使います。

ところで、レートの表示というのは、「○円○銭～○円○銭」となっています。
売値と買値というのは、少し差があり、これをスプレッドと言います。
左側が売値(Bid)で右側が買値(Ask)です。

例えば、「１００円１０銭～１００円１５銭」となっていれば、売値が１００円１０銭で、買値が１００円１５銭ということです。
上記の例で言うと、売値と買値の差は５銭なので、スプレッドは５銭ということになります。

この表示というのは、数秒単位でころころと変わりますので、自分が買おうと思った買値で注文しようと思っていても、パソコンの操作をのろのろとしていると、すぐにレートが変わってしまい、なかなか自分の思い通りにならないことがあります。この点が成行注文のデメリットであるといえるでしょう。

ただし、レートが変わるといっても、せいぜい数銭程度なので、それほど影響があるわけではないので、あまり神経質になる必要もないでしょう。

このように、成行注文は、レートが変動に対応しきれないというデメリットがありますが、今すぐに注文を出したいというときには便利な注文方法なのです。

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